街づくりブログ

スタッフのひとりごとやお得な物件情報などをお届けします。

地震に強い家づくり

令和6年、能登半島地震が起き、甚大な被害が生じています。

被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

当社も、より安心な住宅のご提供に努めてい参ります。

 

【耐震基準について】

連日のニュースでは「新耐震基準」という言葉が多く使われています。

新耐震基準は、それまでの基準より、地震などの揺れに耐える「耐力壁」の量を増やし地震に対して強い建物の基準となりました。

この基準は1981年に定められたもので、今から40年以上前に決められた基準ですが、現在でも最低限の基準として使われています。

さらに木造住宅では、2000年に新耐震基準に内容追加がありました。

2000年の基準では、「耐力壁」の量だけでなく、耐力壁のある位置のバランスと、接合部には金物を使ってしっかり固定することがきめられました。

今回の地震では「新耐震基準」の建物でも倒壊していると報じられていますが、「新耐震基準」では震度7程度の地震が発生した場合に倒壊しないこととされており、「壊れない」「傾かない」「ダメージを受けない」というものではありません。

過去の地震も含め、建物自体がダメージを負っている場合は、1回の震度7の地震で倒壊することもあります。

 

【耐震等級について】

家を建てる基準において、「耐震基準」の他に「耐震等級」というものがあります。

「耐震基準」が最低限の性能を定めたものに対し、「耐震等級」は、より高い性能を表すための基準です。

「耐震基準」=「耐震等級1」であり、「等級2」は「等級1」の1.25倍の耐震性能があり、「等級3」は「等級1」の1.5倍の耐震性能を有しています。

 

【耐震等級3の実績】

熊本地震における木造住宅の損傷比率では、多くの建物が倒壊、全壊しましたが、耐震等級3の建物は、9割近くが無被害で、1割が軽微な損傷に留まりました。

同時期に建てられた建物であっても、耐震等級でない建物は約6%が倒壊、全壊しており、耐震等級3の建物の実績に繋がりました。

 

【まとめ】

耐震等級3の建物が、地震の多い日本では必要な性能基準です。

当社は「全棟耐震等級3」の基準を達成していますので、どの物件を選んでいただいても、安心してお住まいいただけます。

 

不動産価格の今と昔!

今、不動産価格が上昇していることは皆さんもご存じのことと思います。

住まいをご検討の皆様は、これから不動産価格がどうなっていくのか、注目している方も多いのではないでしょうか?

今回は「不動産価格の今と昔」と題して、過去の状況を振り返ってみますので、ぜひ今後のご参考になさってください。

 

◆不動産価格の今と昔

 

当社の創業後の昭和40年代、首都圏の新築マンションの平均価格は1,171万円(昭和48年)でした。

現在の首都圏新築マンションの平均価格は6,288万円(令和4年)ですので、約5.3倍に上昇しています。

首都圏の新築マンションが1千万円強で買えるなんて今だったら夢のようですね。

 

ちなみに、バブルの時は2,673万円(昭和55年)から6,123万円(昭和60年)に急上昇しており、わずか5年の間に約2.3倍になっていました。

 

現在マンション価格が上がっていると言われていますが、過去5年間(平成29年・5,908万円~令和4年・6,288万円)で約1.06倍ですので、バブルの頃の上昇率がいかに凄かったのか想像できます。

バブル期に比べて上昇率は緩やかなものの、首都圏のマンション価格自体はバブル期の平均価格を超え、過去最高の価格になっています。

 

 

不動産や物価の上昇は確かなものですが、それを買う人の収入はどう変わっているのでしょうか?

次は年収の今と昔を比べてみます。

 

◆給与所得者年収の今と昔

 

新築マンションが1千万円強で買えた昭和40年代の平均年収は94万円(昭和45年)だったそうです。

バブル期には平均年収が425万円、バブルがはじけてしばらくは平均年収が上昇し、平成12年には平均461万円になっています。

その後、じわじわと上がったり下がったりしながら現在(令和3年)は443万円になっています。

 

バブル期よりも現在の方が平均年収が高いのは驚きです!

 

 

◆新築マンション価格と年収の関係

 

昭和40年代

新築マンション価格1,171万円は当時の平均年収94万円の12.4倍

 

バブル期

新築マンション価格6,123万円は当時の平均年収425万円の14.4倍

 

現在

新築マンション価格6,288万円は平均年収443万円の14.1倍

 

今回比較した内容では、新築マンション価格と平均年収の倍率は、それほど大きな差はありませんでした。

 

◆まとめ

 

不動産価格の今と昔、平均年収の今と昔を調べてみて思ったことは、一概に不動産価格が低いから買いやすい(買い時)というのは違い、いくら価格が低くても年収も低い時代であれば、やっぱり買うのは大変です。

今も昔も、不動産価格が高くても、低くても、年収に対する住宅費の割合はそれほど変わらなさそうです。

天然のクーラーがある立地!

毎日、酷暑が続いています。

昼間だけではなく、朝も夕方も、そして夜も暑いです。

少しでも涼しい立地ってないのか?と調べてみると…

 

なんと!ありました!

今日はそんな立地のご紹介です。

 

◆涼しい立地の条件

 

その1【木陰があること】

なんて当たり前のことを!と言われるかもしれませんがやはり、直射日光が当たらないと当然涼しくなります。

ただし、ビルや他の家の日陰だと、夜は周りの暖まった建物の放射熱で熱くなり、過密に建築されたエリアだと風も抜けない為、より熱が籠ることになります。

樹木は以前にご紹介した「蒸散」によって、樹木自体が高温にならないので、夜間に熱を放出することがありません。

南側に背の高い樹木があるような環境は涼しい立地の一つと言えるのではないでしょうか。

 

その2【河川沿い】

川沿いの立地は「川風」という現象により涼しくなります。

これは陸地が暖められたことにより、陸地の空気は軽くなり上昇気流が生まれます。

上昇気流が生まれると地表付近の空気が足りなくなり、川の涼しい空気を吸い寄せます。

こういった現象により、川沿いの立地は、川から陸地に向かって冷えた風が吹き涼しくなります。

 

 

今後、夏の酷暑がひどくなっていくとしたら「涼しい立地」というのも家探しの条件の一つになるかもしれませんね。

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