住宅ローンの基本【融資手数料と保証料】
今回はお客様から「何が違うかよくわからない」とよく伺う【融資手数料】と【保証料】のお話です。
◆融資手数料と保証料って何?
住宅ローンを借りる時にかかる費用として【融資手数料】と【保証料】というものがあります。
どちらも住宅ローンを借りるために金融機関又は保証会社に支払う諸費用ですが、その役割は大きく違います。
【融資手数料】
住宅ローンの取り扱い業務の手数料として支払う金額。
金銭の貸借が成立した時点で金融機関の収入になりますので、借入者に戻ることはありません。
【保証料】
以前は金融機関からお金を借りる場合、借入者が返済できなくなった時に、代わりに返済する「保証人」を立てることが一般的でしたが、保証人の成り手も少ない事から、保証人の代わりをしてくれるのが保証会社です。
保証料とは、保証会社に保証人の役割を果たして貰うために金銭を支払い保証契約を結ぶための費用です。
保証契約ですので、借入額だけでなく借入期間によっても保証料は増減します。
また返済中でも「繰り上げ返済をして借入年数が短くなった」場合などは、戻ってくる金銭があります。
◆融資手数料型と保証料型はどちらが良いのか?
一概にどちらが良いということはありません。
一般的に融資手数料型の住宅ローン商品の方が金利は低くなりますが、戻ってくるお金はありません。
また、ほとんどの金融機関で、借入期間が短くても、融資手数料の増減はありません。
したがって、
途中で繰り上げ返済や借り換えなどせず、ずっとその金融機関で返済を続ける場合は、融資手数料型が適しています。
逆に返済途中で積極的に繰り上げ返済をする場合や、最初から返済年数が短い場合は、保証料型が適しています。
どちらが適しているかのご相談も承ります。
お気軽にお問い合せ下さい。
※一部の金融機関では、融資手数料に定率型・定額型などを定めている場合もあり、定率型・定額型の間でも金利が変わります