住宅ローンの基本!【変動金利(その2)】
前回に引き続き【変動金利】についてお話しします。
◆変動金利のルール
変動金利には原則《半年ごとの金利見直し》《5年ルール》《125%ルール》というものがあります。
《半年ごとの金利見直し》
金利が変動した場合、半年ごとの決まった月の金利が適用される制度(例:4月と10月の金利適用など)
※変動金利とはいっても半年固定金利のイメージです
《5年ルール》
金利が半年置きに変動しても、毎月の返済額は5年間一定とするルール
《125%ルール》
5年毎の返済額の見直しの時に、金利が上昇し返済額が大きく上昇しても、次回の返済額は125%を上限とするルール
※5年ルールや125%ルールは金利が変動が上昇しても、急に大きく返済額が変わらず、返済計画の見直しなどの対応ができるように定められています
※ただし、125%ルールで返済額は制限されても、金利は上昇しているため、返済できていない分の未払い利息が発生し、未払い利息は次回以降の返済額に上乗せされます
変動金利イメージ
◆ルールが変わってきている!
以前は変動金利と言えばどの金融機関でも上に挙げたルールを採用し同じルールでした。
今はネット銀行を中心に、金融機関ごとに独自のルールに変わってきていますので、単純に金利だけで比べられなくなってきています。
《金利見直し》
金利見直しのタイミングが毎月行われる金融機関があります。金利上昇局面では大きく上がり、金利下降局面では大きく下がり、振れ幅が大きくなります
《5年ルール》や《125%ルール》がない金融機関もありますので、金融機関を選択される場合は、細かな字で書かれている金融商品説明書もしっかり読みましょう!
「読むのが大変・・・」という方はお気軽にご相談ください。